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2014年3月11日 (火)

奥山譚(おくやまばなし)

あんたがた何さ
人さ

人って何さ
人間さ

人間って何さ
人間………なんだ?

向こう山にはたぬきがおってさ
それを猟師が鉄砲で撃ってさ

煮てさ 焼いてさ 食ってさ
煮てさ 焼いてさ 食ってさ

煮てさ 焼いてさ 食ってさ

それを木の葉でちょいと被せ

風の一座の小学生向けプログラム「奥山譚」のメインテーマです。

人を化かす古狸が住むという山の隣の山に、おじいさんが1人で住んでいました。
「山で生まれたら山で死ぬ」と頑固なおじいさんの元に、豆太という男の子がやってきました。
「おっちゃん、見つけた!」
麓の孫を思い出して、おじいさんは豆太を歓迎します。
ところが、豆太のおしりからは尻尾が生えていました。
豆太は子狸だったのです。

人は何かを犠牲にせずに生きてはいけない。
生きているってなんだろう。
人ってなんだろう。

ちょっぴり切ない命のお話。

………明日から稽古入りです。
セリフを覚える為に黙読するんですけど、目頭が熱くなるです。
朗読するんですけど、鼻声になるんです。
そんなお話。

初演は3月23日、第13回朝倉市国際子ども芸術フェスティバルにて。
御期待ください!

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コメント

ますます、23日が楽しみです。。

投稿: かあなびりえ | 2014年3月11日 (火) 22時48分

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