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2014年3月24日 (月)

第13回朝倉市国際子ども芸術フェスティバル

3月21日・22日・23日は、福岡県朝倉市で児童文化芸術のフェスティバルがありました。
劇団風の子は、「風の一座」を23日に2ステージ出展しました。

前2日は他団体の公演を見ていたのですが、会場によっては客足が遠いのか、子ども達の姿がまばらなものもありました。
前評判の良いものは会場前から長蛇の列だったのですが。

さて僕らの公演はというと、同じ会場でやってる別作品の公演時間帯とうまくズレてくれていたので、[他の作品が終わる→風の子の列に並ぶ]という形が出来上がってたようです。
2ステージとも満員の中で公演する事が出来ました。

また、皆さんのところに風のように飛んで行ける事を願っています。

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2014年3月11日 (火)

奥山譚(おくやまばなし)

あんたがた何さ
人さ

人って何さ
人間さ

人間って何さ
人間………なんだ?

向こう山にはたぬきがおってさ
それを猟師が鉄砲で撃ってさ

煮てさ 焼いてさ 食ってさ
煮てさ 焼いてさ 食ってさ

煮てさ 焼いてさ 食ってさ

それを木の葉でちょいと被せ

風の一座の小学生向けプログラム「奥山譚」のメインテーマです。

人を化かす古狸が住むという山の隣の山に、おじいさんが1人で住んでいました。
「山で生まれたら山で死ぬ」と頑固なおじいさんの元に、豆太という男の子がやってきました。
「おっちゃん、見つけた!」
麓の孫を思い出して、おじいさんは豆太を歓迎します。
ところが、豆太のおしりからは尻尾が生えていました。
豆太は子狸だったのです。

人は何かを犠牲にせずに生きてはいけない。
生きているってなんだろう。
人ってなんだろう。

ちょっぴり切ない命のお話。

………明日から稽古入りです。
セリフを覚える為に黙読するんですけど、目頭が熱くなるです。
朗読するんですけど、鼻声になるんです。
そんなお話。

初演は3月23日、第13回朝倉市国際子ども芸術フェスティバルにて。
御期待ください!

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2014年3月 5日 (水)

「不思議」と思ってもらい続けること

下北沢の手打ち公演直後から、完全に偶然なんですけど、今学期の公演が追加で入ってくる事がありました。
お休みが減るのは大変ですが、公演が出来るのは嬉しいです。

以前、風の一座のテーマを「センス・オブ・ワンダー」と書きました。

風のように現れた「不思議な三人組」が、「不思議な場所」を発見し、
「今日の風の一座は、ここでやることに、き!め!た!」

そう言いながら、不思議な「風の一座」を上演します。
不思議に思ってもらう、思い続けてもらう。その「不思議だなあ」が積み重なって、最後のお話「おばけたんぽぽ」につながっていって欲しい。演じるに当たって心がけている事です。

ただ………。
1度、パネルにぶつかると、
紙飛行機がうまく飛ばないと、
演奏が上手くいかないと、

「不思議だなあ」は、もう現実的な違う意味にすり替わってしまう。
それが、この芝居の難しいところ。

失敗しても、「不思議だなあ」となれれば良いのですが。

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