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2007年9月30日 (日)

世界の仰天建造物(某まる見え風)

まずはこちらをご覧いただこう。
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まるで巨大なダンゴ虫。まさに「風の谷のナウシカ」に登場し、ペジテの都を壊滅させた王蟲。このバカでかい構造物、皆さんはこれが一体何かお分かりだろうか。

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なんとこの建物、ある地方都市のシビックホール(市民会館)だというのだ。
この「都城市民会館」。建築責任者は菊竹清則。
大阪・愛知万博を手懸け、出雲大社の施設のいくつかにも関わっている(ちなみに、愛知万博では総合プロデューサーの任に就いていたという)、日本メタボリズム建築のパイオニアだ。

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会館で行われるイベントに関係なく、建築を専攻する学生が毎年多く訪れるというこの建物。それもそのはず、海外の教科書に掲載されるほどの「知る人ぞ知る」名建築なのだ。
実はこの都城市民会館、市議の方針によって解体への一途を辿っている事をご存知だろうか。計画がスムーズに進行してしまうと、来年1月を目処に解体が始まってしまう。

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ちなみに、「メタボリック」とは「新陳代謝」、必要な物は残して不要な物は改善する、その理念を活かし、増改築を前提としたこの建物は、まさに「リサイクル建築物」と言えよう。

と、ググれば見つかる客観論はともかく。

アスベストの問題や施設の扱い辛さは、正直問題でした。
その解消のために新しく市は劇場を建てましたが、その結果は、
「あんまり良くないね。」中村梅雀談
市民会館同様ステージ上での音の「届きにくさ」が役者を非常に演りにくくしているそうです。
性能が似通っている物から一つを選択するときに、最終的な判断材料となるのは「デザイン」。よりランドマークたる建造物はどちらか、火を見るよりも明らかだと思います。

オブジェとして「だけ」の目的で建築物を保存することに疑問はあります。
残したあとで、どのように活用していくか。
「市の文化の拠点として活用したい」という話を漏れ聞きました。
都城の演劇鑑賞団体である「都城子ども劇場」と「都城市民演劇鑑賞会(霧島べいすん)」、市の文化協会の事務所を移転したいとの事。
2つの鑑賞団体が同じ屋根の下で活動すれば、例えば、合同公演として中学生から大人向けの舞台を企画できたり、子ども劇場の自主活動も更に幅広い年齢層の交流が可能になります。
解体賛成派の計画案では、解体した後は駐車場を設営するということですが、現状地理的メリットは皆無に思えます。
一刻も早い市議の方針転換を期待してなりません。

[11/27/07追記]
南九州大学が20年間無償で借用する方向で、取り壊しの延期が決まったようです。

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コメント

 都城市内で育った市民は一度は必ず訪れたことがあるはず、この建物。
 私も子どもの頃ミュージカルを見たり、実際に合唱コンクールで歌ったことがあります。幼心にこの建物の雰囲気は、人を飲み込む摩訶不思議な魔力がありました。
 思い出と共に建築物をこのまま黙って潰すわけにはいきませんよ。うやうや次郎さん!!
 何とかしたいならないものでしょうか?
 

投稿: テンテコ丸 | 2007年10月 4日 (木) 00時20分

この会館、学生や地域の人たちの反対を押し切って移転を決めたM大学が市から20年間無償で借りるんだそうな。その代わりメンテナンスはM大学がやるらしい。会館を借りるときは誰に借りるんだろう?

投稿: かあちゃん | 2007年11月11日 (日) 15時09分

コメントありがとうございます。
返信が遅れて申し訳ございません。

>テンテコ丸さま
泣いたり笑ったり、初めて舞台に立ったのも市民会館だった気がします。
無事保存が決まったようで、一先ずは安心?です。

>かあちゃんさま
申請はその南九州大学(あ、書いちゃった)になるのでしょうけど、メンテナンス以前の問題で石綿とか、音響とか、そっちの改修は無しなのでしょうか?

投稿: うやうや次郎@管理人 | 2007年11月27日 (火) 09時46分

中学校時代に君の部活の顧問をしていた者だ。
今日、髪を切りに来た。また帰ってきたらこれからの未来について話をしようぞ。

投稿: kubo. | 2007年12月 9日 (日) 18時30分

>kubo.さま
ご無沙汰しております。ようこそ、いつか黒歴史になるブログへ。

身内(オフラインの知人含)に見られることに未だになれませんで、地元でお会いしてもあまり弄らないでやってください。

投稿: うやうや次郎@管理人 | 2007年12月 9日 (日) 21時07分

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