2015年8月18日 (火)

近況報告

ご無沙汰しております。森恭次郎です。
ブログ記事の方向性を見誤りかけてまたしばらくお休みさせていただいてました。
少しずつ、再開していこうと思います。

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2014年5月18日 (日)

国連憲章の前文を、分かりやすく噛み砕いてみた

※日本語原文はこちら (国際連合広報センター)


 国連に加盟している私たちは、以下の目的を掲げます。

・これまでに2度も経験してしまった「言葉に表しきれない悲しみをもたらした戦争の悲惨さ」から、将来を担う世代を救う事。

・「基本的人権」「人間の尊さ・価値」「性別や国の大きさ・強さに関係なく同じ権利を持っている事」、これらについての信念を改めて確認する事。

・「自らの正義」と「条約・その他の国際法から生まれた義務の尊重」を、両立しながら維持する方法を確立する事。

・これまでよりも大きな自由の中で、誰もが「より良い社会」と「より良い生活」を送れるように促進すること。

また、上記のために、

・私たちがお互いに心を広く持って、「素敵なお隣さん」として平和に生活する事。

・世界の平和と安全を守るために力を合わせる事。

・「『私たち全てに利益がある事』を除いては武力を使わない」事を、『そういうルール』として受け入れ、「使わない為の方法」を作り出す事で確保する事。

・加盟国すべての人々が経済的・社会的に成長出来るように促進する、そのために国際機構を使う事。


 以上を決意して、これらの目的を達成するために、私たちはその努力を結集することを決めました。


 加盟国それぞれの政府は、サン・フランシスコ市に向かわせた、全権委任状を持つ(持つのにふさわしい)代表者を通してこの国連憲章に同意したので、ここに国際連合という国際機構を設けます。

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2014年5月 4日 (日)

雪の女王と氷の魔王

「アナと雪の女王」を観て来ました。
3Dアニメはピクサー作品以外だとダイナソー以来です。
雪や雲の描写が本当に細かくて実写を見ているような感覚でとても美しかったです。

以下ネタバレになります。御注意ください。

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2014年5月 1日 (木)

メーデー前夜祭で思ったこと。

「メーデー」という労働者の祭典。wikiの冒頭には「労働者による権利要求のための統一行動日」となっています。
毎年5月1日は、全国各地で労働組合が集まって労働環境改善を訴える集会やデモ行進をしています。
ウチの劇団は有限会社なので、労働組合があります。メーデーに向かう勉強会として、4月の30日は前夜祭が行われます。

今年の勉強会は「自衛隊協力映画の急増を考える」というもの。
映画人9条の回で公演した模様をDVDで観る会でした。

『自衛隊・防衛省が広報活動のために製作に協力している映画』を指すのだそうです。
近年では「永遠の0」「名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)」「図書館戦争」などで、防衛省が公に協力して作られた映画だと言われています。

自衛隊がドラマや映画に協力するのは「広報活動」にあたります。
ネット上にPDFファイルがあったので、そこから抜粋します。
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【防衛省の広報活動に関する訓令】
(部外製作映画に対する協力)
第13条 実施担当官は、部外の製作に係る映画に対する協力の要請を受けた場合には、当該映画が広報上相当の効果があり、かつ、他の業務に著しい支障を及ぼさないと認められるときに限り、防衛大臣の承認を得て所要の協力を行なうことができる。
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「広報活動」である以上、作中で「自衛隊」の名を冠した組織が不道徳であったり弱かったりしてはいけない。そこで、シナリオや演出にある程度の「干渉・介入」が入ったりもします。

実例として挙げられたのは平成「ガメラ」シリーズでした。
自衛隊出動に際して国会審議がはかられ、総理大臣のゴーサインが出る。
「文民統制」の印象を強くアピールするシーンが、しつこい程に描写されている。

講演では、制作費を安く上げようとする作り手側にも問題があると話題が変わりました。
少しでも安く映画を作ろうとし、同時にリアルな映像を求めていて、そうすると自衛隊の協力が欲しくてたまらない。
設定やシナリオを変えても自衛隊に協力してほしいという要求を持っているのは、むしろ製作側なのではないか。

漫画・コミック・ゲームなど「コンテンツビジネス」の定義から、これらに加えて映画や演劇も商品として扱われることになりました。
それに伴って作品の質やテーマ性はどんどん希薄になっていないか、それがとても危惧されます。

そして、商品化され経済の輪に紛れてしまったこれらには、政治的な意図の入り込む隙間を同時に生んでしまいました。

伝えたい思いに牽引して「望まぬメッセージ」が差し込まれたコンテンツ達。
この事態をどう考えるか、答えはまだ出ません。

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2014年4月19日 (土)

「小屋入り」は当日が基本

稽古やらオルグ活動が立て込んでてすっかりご無沙汰しております。
いちょうホールの手打ち公演が、いよいよ明日になりました。
風の子で小屋入りというと、本番当日が普通です。
市民会館などの、大きなホールで公演する時や新作の初日などは、前日に会場入りして道具を仕込みます。なので、劇場に入ってゲネプロをしたり、何日もそこで稽古をする事はほぼありません。
という事で、明日朝一で会場入り。舞台を仕込んで歌や段取りを場当たりして、本番。
予想では80人くらい入れば御の字だったのですが、今のところ150人を超すお客様からお申し込みを頂いており、客席の作り方を急遽変更したりしています。

まだまだお座席に余裕はあります。余裕をとりました!明日ぽっかり予定が空いた方、お待ちしています!

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2014年3月24日 (月)

第13回朝倉市国際子ども芸術フェスティバル

3月21日・22日・23日は、福岡県朝倉市で児童文化芸術のフェスティバルがありました。
劇団風の子は、「風の一座」を23日に2ステージ出展しました。

前2日は他団体の公演を見ていたのですが、会場によっては客足が遠いのか、子ども達の姿がまばらなものもありました。
前評判の良いものは会場前から長蛇の列だったのですが。

さて僕らの公演はというと、同じ会場でやってる別作品の公演時間帯とうまくズレてくれていたので、[他の作品が終わる→風の子の列に並ぶ]という形が出来上がってたようです。
2ステージとも満員の中で公演する事が出来ました。

また、皆さんのところに風のように飛んで行ける事を願っています。

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2014年3月11日 (火)

奥山譚(おくやまばなし)

あんたがた何さ
人さ

人って何さ
人間さ

人間って何さ
人間………なんだ?

向こう山にはたぬきがおってさ
それを猟師が鉄砲で撃ってさ

煮てさ 焼いてさ 食ってさ
煮てさ 焼いてさ 食ってさ

煮てさ 焼いてさ 食ってさ

それを木の葉でちょいと被せ

風の一座の小学生向けプログラム「奥山譚」のメインテーマです。

人を化かす古狸が住むという山の隣の山に、おじいさんが1人で住んでいました。
「山で生まれたら山で死ぬ」と頑固なおじいさんの元に、豆太という男の子がやってきました。
「おっちゃん、見つけた!」
麓の孫を思い出して、おじいさんは豆太を歓迎します。
ところが、豆太のおしりからは尻尾が生えていました。
豆太は子狸だったのです。

人は何かを犠牲にせずに生きてはいけない。
生きているってなんだろう。
人ってなんだろう。

ちょっぴり切ない命のお話。

………明日から稽古入りです。
セリフを覚える為に黙読するんですけど、目頭が熱くなるです。
朗読するんですけど、鼻声になるんです。
そんなお話。

初演は3月23日、第13回朝倉市国際子ども芸術フェスティバルにて。
御期待ください!

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2014年3月 5日 (水)

「不思議」と思ってもらい続けること

下北沢の手打ち公演直後から、完全に偶然なんですけど、今学期の公演が追加で入ってくる事がありました。
お休みが減るのは大変ですが、公演が出来るのは嬉しいです。

以前、風の一座のテーマを「センス・オブ・ワンダー」と書きました。

風のように現れた「不思議な三人組」が、「不思議な場所」を発見し、
「今日の風の一座は、ここでやることに、き!め!た!」

そう言いながら、不思議な「風の一座」を上演します。
不思議に思ってもらう、思い続けてもらう。その「不思議だなあ」が積み重なって、最後のお話「おばけたんぽぽ」につながっていって欲しい。演じるに当たって心がけている事です。

ただ………。
1度、パネルにぶつかると、
紙飛行機がうまく飛ばないと、
演奏が上手くいかないと、

「不思議だなあ」は、もう現実的な違う意味にすり替わってしまう。
それが、この芝居の難しいところ。

失敗しても、「不思議だなあ」となれれば良いのですが。

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2014年2月24日 (月)

O夫人児童青少年演劇賞

日本児童演劇協会が昭和60年に設定した、児童青少年演劇の創造普及に貢献した女性に贈られる賞です。
今回、「おさな星のうたたね」の脚本をお願いした、いずみ 凜さんにこの賞が贈られ、今日「おさな星のうたたね」の公演後、授賞式が行われました。
また、原作「まわれ青い魔法玉」の著者、わたりむつこ先生にも見ていただくことができて、とても良い初日になりました。

授賞式後、6年生は両先生のお話を聞く会を開いたようで、いろいろなお話が聞けたのではないかと思います。
どんな話が出来たのかとても気になりますが。

いずみさんは他にもジャンルを問わず様々な劇団で脚本を書かれているにもかかわらず、この「うたたね」の公演後に授賞式を設けていただいて、なんだか誇らしい気分になりました。

凛さん!おめでとうございます!

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2014年2月23日 (日)

【告知】2014八王子ふれあいこどもまつり 風の一座~おばけたんぽぽ~

地域に根ざす活動の一環として参加しています。
幼稚園や保育園で公演しているお芝居を、親子で観ていただきたいと思います。

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会場: 八王子市芸術文化会館 いちょうホール(小ホール)(八王子市)JR・京王線八王子駅下車 徒歩15~20分

開演:4月20日11:30~(30分前開場)

料金:前売り 2000円(前売り親子券 3500円)/当日 2300円(3歳以上有料)

問い合わせ・申し込み:劇団風の子 03-3466-8339 tokyo=at=kazenoko.co.jp(=at=を@に変更してください)

―― プログラム ――
● イメージあそび
…子どもが持つ「あそび心」をくすぐる、いろいろな遊び。何も無くても、面白がって遊んでみよう。
● おはなし「いろんな雲」
…「こんな雲が浮かんでいたら―」どんな雲が生まれるでしょう?
● おはなし「おばけたんぽぽ」
…せかいでいちばん小さな国の、小さなのはらのまんなかに、せかいじゅうから、タンポポの綿毛がたくさん飛んできました。

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